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もう一週間ほど前になりますが実家に帰省しがてら、札幌市中央区に在る『三岸好太郎美術館』に行ってきました。
以前NHKの特集で北海道生まれの三岸好太郎さんの絵画の世界が放送されていたのですが、見ているうちにどんどんと其の深淵的世界観に魂を絡み取られる様な、恐怖の様な興味の様な、兎に角一度ホンモノの絵を見たいと意気込んで参ったのですが。。。。

 
(撮影許可頂きました)

此の作品。「マリオネット」と云う題名なのですが、後で色々と美術館の案内役の方に頼んで書籍等で調べさせて頂いたんですが、元々三岸好太郎さんが所有していたマリオネットを書き起こしただけと云う単純明快な理由での絵なのですが・・・・どうでしょうか・・・・圧迫感と言いますか逼迫感といいますか、見る者に不安感を与える絵ですよね。
マリオネットならば本来操り糸が有って然るべきなのですが、何処にも操り糸が見えず、逆に「チャイルドプレイ』のチャッキーの如く、其れ自体が意思を持って今にも行動せんばかりの迫力を感じ、数分この絵の前で立ち尽くしてしまいました。


但し、この絵のホンモノは現在何処ぞの美術館に貸し出し中なもので、是は写真撮影した複製物なんですが・・・・。


非常に残念でならなかったのですが、複製縮小コピー(サイズ的にB3くらいかな?本来のサイズは806×654mmだそうです)でも妙なオーラを感じ取って、誰も観覧者居ない美術館で一人生唾を悪い意味で飲み込んでいました。






上記写真は三岸好太郎さんのクロッキーブック(勝手に触って良いそうなんでべらべら捲り倒しました)に書かれたデッサンや簡易イラストなのですが、何やら失礼な言い口ですが、僕の落書きに通じるといいますか、有る意味ではパワーは有れど「泥臭さ」の抜けていない所に三岸好太郎さんの魅力が有るのかもしれないなと感心していました。
三岸好太郎さん自身、誰かに師事を仰いだわけでは無く独学で絵を勉強されていたそうなので、初期の作品群、特に人物のデッサンはワザとに狂わせていたと云うよりは、デッサンが狂っていたのが偶然「強さ」を生み出した様に僕は受け取りました。




最後に、この絵が三岸好太郎さんの代表作とも呼ぶべき「飛ぶ蝶」と云う作品なのですが、以前の深淵的印象を受ける絵から印象派的な絵に抜け、最終的な到達点がこの明るさと不安定さと、標本にされた他の蝶達の哀愁が漂う不思議な絵だった事を考えると、僕が最もインスパイアされた「マリオネット」の存在はいったい何だったのだろうか・・・・と4年の月日で到達するまでの仮定に三岸好太郎さんの心の中に何が有ったのか、色々と想像を掻立てさせられました。

今度は1月末にレンタルされたマリオネットが戻って来るそうなんで、もう一度三岸好太郎美術館に訪れ、生の迫力に引きずり込まれてきます。
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突然「趣味?」って聞かれてもなかなか難しいもんですね。
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